ミュージックロールについて

ピアノラにはめ込むミュージックロールは、薄い紙に穴をあけて音を記したものです。演奏者の解釈が紙にプリントされていることになります。ミュージックロールはたくさんの違った型、サイズがあります。1910年までは、定型の物は無く、88音のピアノラが生まれてから、この88音サイズが世界的にスタンダードのものとなり、大多数がこのタイプで生産されました。プレイヤーピアノでは、この楽器のために記録されたロールのみが演奏可能となります。全てを見てみると、無数の違ったタイプのロールが存在します。


ミュージックロールのレパートリーは限られていますが、ピアノのために作曲されたものは、ロールにすることが可能です。そしてさらに、オーケストラ曲を2手、もしくは4手にアレンジしたもの、交響曲や序曲、ポピュラー音楽、オペラ、オペレッタ、ダンス音楽、歌曲などにも及びます。どんな曲でも、ピアノで弾けるものは、ロールに穴をあけて記録ができるのです。ストラヴィンスキー、ヒンデミット、アンタイルなどの近代作曲家は、プレイヤーピアノでしか演奏できない曲を作曲しています。これらの曲は、複雑すぎて、一人のピアニストの10本の指でも、さらに二人のピアニストの20本の指でも、演奏不可能かもしれません。